日記

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■2005年03月31日(木)13:50  ・・・・・・・・・
0076.jpg 200×600 20Kモモが死んだ。車にはねられたようだ。近所の人に教えられて見に行ったら、もう身体は固くなっていた。口の周りに血がこびりついている。せめて、あまり痛みを感じることなく逝ってしまっていて欲しいと願う。普段は外に出ても家の周りにいて、車道のほうへは行ってなかったようなのになぁ。いつも外へ出てはすぐに帰ってきて、中に入れろと窓をひっかいていた。

そういえば、昨日はちょうどモモの大好きな缶詰タイプのエサを切らしていて、最後に食わしてやることも出来なかったのだよな。固形のエサはあったが、缶詰のほうが好きなようで、昨日の朝も、缶詰をもらおうと皿の前にお座りしてにゃあにゃあと鳴いていた。最後に食わしてやれなかったのが哀しい。もう部屋にゲロをはかれることも、ふとんが毛だらけになることもないが、哀しい。
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■2005年03月27日(日)11:58  『三国志の世界』
『中国の歴史04 三国志の世界』(金文京、講談社、2005)
「中国史」全体を眺めたとき、あえて「三国志」の時代を取り上げて一巻とするべきなのだろうか、という疑問がどうしてもわく。それなら、第9巻の「明清時代」をそれぞれ明代と清代に分けたほうが良くないか?とは思いつつも、やはり『三国志演義』で慣れ親しんだ世界について詳しく読んでいくのは楽しい。三国志の世界をより知るために、正史『三国志』の翻訳書も出てはいるが、正直、それだけ読んでいてもたいして面白くはないし、それだけでは十分に三国時代のことは分からない。やはり、正史をはじめとした史料に基づく研究の成果を読むことが必要になってくるだろう。その意味で、この本はなかなか良いと思う。特に、当時の社会や文化がどのようなものであったのか、以降の中国社会にどのような影響を与えていったのかという説明が面白い。演義と史実の違いも丁寧に説明してくれている。三国志の好きな人は、この巻だけでも買ってみるといいかもしれない。
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■2005年03月20日(日)18:09  『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?〜身近な疑問からはじめる会計学』(山田真哉、光文社新書、2005)
「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」という疑問は、昔から冗談交じりによく問われてきた。筆者はこの疑問を切り口にして、会計学の基礎について簡潔に説明していく。他にも、「ベッドタウンにある高級フランス料理店の謎」などを例に挙げており、会計学に興味を持てる内容になっている。ただ、タイトルにもなっている「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」という問いについてだが、会計学的に説明はされているものの、基本的には例として取り上げられているだけであり、実証的な検証は不十分なのが不満。検証に用いる情報が、「まわりの人から聞いた話」2、3例というだけではちょっと・・・。まあ、目的は会計学の解説にあるのだから仕方ないのだけれど。

ところで、この筆者と私は同じ大学の同学部同学科の出身なのね。しかも年令も近いorz。うぬぅ・・・私ももう少し頑張らねばと奮起するところ少々あり。

『中国の歴史3 ファーストエンペラーの遺産』(鶴間和幸、講談社、2005)
講談社から出版されている新シリーズ「中国の歴史」の第3巻。“ファーストエンペラー”である秦の始皇帝による天下統一から後漢の滅亡までを書く。この本の一番の特徴であり、もっとも面白かった点は、近年発見された秦漢代の竹簡・木簡や考古学的史料を大いに利用していることである。例えば、秦代の一地方官吏である「喜(姓は不明)」の墓から発見された竹簡には彼の経歴が書かれていた。また湖北省の江陵県から発見された張家山漢簡には秦代の裁判の事例が書かれていた。これらの史料を用いることで、当時の歴史をこれまでとは別の面から見ることができる。大変面白い。なお、これらの出土史料が2002年、2003年(本当につい最近!)にも数万枚以上が見つかっているという。これからの秦漢史研究の進展が楽しみである。

『にんげんぴかぴか こどもの詩2』(川崎洋 編、中公新書ラクレ、2005)
読売新聞に連載されていた「こどもの詩」から136編を選出したもの。これらの詩に見られるこどもの視点のなんと新鮮なことか。全身を打たれたような衝撃をも覚える。それはときに涙を呼び、ときに笑いを誘う。素晴らしい。
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■2005年03月15日(火)12:22  モモの寝床
PICT0005-2.jpg 400×335 16K最近のお気に入りはAmazonの段ボール箱。捨てようと思って部屋の隅に置いておいたら彼女の寝床となってしまった。しばらく捨てられない。
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■2005年03月13日(日)21:24  『甲賀忍法帖』
『甲賀忍法帖』(山田風太郎、懇談社文庫、1998)

先日読んだ『バジリスク』の原作。両者を読み比べてみると、こちらのほうが、弦之助と朧の主人公二人の心理描写が分かりやすい。朧が自分を罠にかけたのではないかと疑う弦之助、また逆に、そう思われているのではないかと恐れる朧の思いは、漫画のほうではいまいち伝わってこなかった。


しかし、ラストシーンのカタルシスは漫画のほうがはるかに上だった。伊賀との戦いの中で封じられた弦之助の目が、最後、朧が自害した直後に見開かれる。このシーンの描き方は『バジリスク』のほうが好きだ。


ちなみに、『バジリスク』はアニメ化される予定なのだが、その主題歌は陰陽座が担当するらしい。タイトルは「バジリスク〜甲賀忍法帖〜」。これまでも数々の「忍法帖」シリーズを曲として発表してきた陰陽座だが、今回にして初めて原作そのもの名前を冠した曲を作ることができたわけだ。陰陽座ファンとしては嬉しいかぎりである。

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■2005年03月13日(日)04:09  『頭がいい人、悪い人の話し方』
『頭がいい人、悪い人の話し方』(樋口裕一、PHP新書、1994)
売れているらしいが、あまり面白くない。「頭が悪い人の話し方」の事例が40種類挙げられているだけ。一つの項目についての論述は約4〜5ページ程度で、対して深い考察もされていない。ただただ「頭の悪い話し方」の例の紹介と、そこでどうすれば良いかという対処法を述べていくだけだ。

しかも、同じようなことが多い。例えば、第1章「あなたの周りのバカ上司」で紹介されている12の事例は、
  1. 「道徳的説教ばかりをする
  2. 「他人の権威を笠に着る」
  3. 「自分を権威づけようとする」
  4. 「自分の価値観だけで全てを判断する」
  5. 「根拠を言わずに決めつける」
  6. 「ケチばかりつける」
  7. 「少ない情報で決めつける」
  8. 「具体例を言わず、抽象的な難しい言葉を使う」
  9. 「詭弁を用いて自説にこだわる」
  10. 「難解なことを言って煙に巻く」
  11. 「知ったかぶりをする」
というものである。これらのほとんどに共通するのは、話している人間が自分を偉く見せようとしている、強く見せようとしているということだろう。さらに他の章にも「自分のことしか話さない」「相手が感心のないことを延々と話す」「何かにつけて目立とうとする」「自慢ばかりする」「強がりばかり言う」「人の話を聞かない」「正論ばかりをふりかざす」「バカでよいと居直る」等、同じような趣旨の項目がある。具体的に述べていくのはよいことだと思うが、それだけでは退屈だ。もっと根本的なところについても掘り下げて論じて欲しかった。
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■2005年03月11日(金)15:51  講談社現代新書
私は仕事が夜勤なので、なかなか本屋さんに行けない。
本屋が閉まるころに通勤し、開く前に帰宅することが多いからだ。
本の購入にはたいていAmazonを利用するので、
実際に本が並んでいるのを見る機会が最近あまりない。
で、久しぶりに本屋に行ってみてちょっと驚いた、というか衝撃を受けた。
大丈夫か!?講談社現代新書。

「講談社現代新書」のカバーのデザインが新調されたのは知っていたが、
えらくへぼいデザインにしたもんだ、と思うくらいだった。
白地に赤や緑、青や黄色などの単色の正方形が描かれただけの表紙とは。
しかし、これが棚に大量に並んでいると、うわぁっ!目がちかちかする!
背表紙にも色が着いていて、しかもそれが、
表紙の正方形と同じく赤や緑、青や黄色など1冊1冊異なっている。
まるで原色のモザイク模様を見ているようだ。
周囲に数ある他社の新書の中で目立っているのは間違いないと思うが、
あまりゆっくりと見ていたいとは思わないような・・・
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■2005年03月07日(月)03:26  「ロード・オブ・ザ・リング」
rak001-3.jpg 371×461 29K「ロード・オブ・ザ・リング」3部作のスペシャル・エクステンデッド・エディションを1日かけてぶっ通しで見る。しめて10時間以上。とても疲れた。しかし、やはり最後のミナス・ティリスの戦いは感動する。ローハンの騎士万歳!この感動を再び味わいたくてDVDを買ったようなものです。ところで、もう一つ楽しみにしていたのが、映画館公開時には描かれることのなかったサルマンの最後なのだが、こちらは、まあ、こんなところですか。半分原作通りで、半分原作とは違うという感じ。この点に関してはちょっと期待外れ。

※左の絵は「ロード・オブ・ザ・リング」とは何の関係もありません。
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