日記

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■2004年12月31日(金)20:37  フォーゴトン・レルム
『フォーゴトン・レルム・ワールドガイド』(エド・グリーンウッド、ショーン・k・レイノルズ、スキップ・ウィイリアムズ、ロブ・ハインソー、ホビージャパン、2004)
TRPGの代名詞ともなっているダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)。
そのD&Dのルールを背景として作り上げられた世界がフォーゴトン・レルムである。
この本は、そのフォーゴトン・レルムの中心地であるフェイルーンを主としたガイドブックである。
架空の世界とはいえ、その情報量はものすごい。
種族、生活、暦、地理、団体、魔法、モンスター、神々などが事細かく説明されており、
ガイドブックとして眺めていて非常に楽しい。
TRPGをするわけではなくとも、
PCでは「バルダーズゲート」「バルダーズゲート2」「ネヴァーウィンター・ナイツ」といった
フェイルーンを舞台としたRPGがある。
PS2でも「バルダーズゲート」(PC版とは違うオリジナル)は出ている。
また富士見書房からは、『アイスウィンド・サーガ』という
フェイルーンの英雄を主人公とした小説も出ている。

ガイドブックに出てくる人物などが登場するので、
これを見ながらゲームをしてにやにやするのも楽しいだろう。
酒でも飲みながら1ページ1ページ読んでいくのも暇つぶしにいいかもしれない。
ちょっと高いけど(税込7,980円)。
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■2004年12月27日(月)01:10  『無限の住人』『蒼天の拳』
『無限の住人』(沙村宏明、講談社アフタヌーンKC、1994)
人体実験が狂気じみてきた。
カワウソ仮面怖い。

『蒼天の拳』(原哲夫、新潮社BUNCH COMICS、1994)
ついに南斗(名前は極十字聖拳だけど)の使い手が登場した。
でも、およそ一世代前に生まれたばかりとは、けっこう歴史が浅いのね。
しかも北斗の一派から派生したものだったとは。
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■2004年12月27日(月)00:57  クリスマス巫女
mm075.jpg 500×605 52Kクリスマスに間に合いませんでした。
でもこの格好、むしろクリスマスと正月の間にちょうどいいかぁ、
と自己弁護しつつ、やけでトップにも飾る。
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  • 麟。(2004/12/27 14:06)
    メリークリスマス!(遅)ほんとにこんな可愛い格好の巫女さんが居たらカメラ小僧になってしまいそうです(笑)帽子も衣装も紅白なので意外と違和感ないですね?
  • 路下(2004/12/27 14:54)
    でも実際にいたら、
    きっと違和感だらけに違いありません。
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■2004年12月21日(火)10:23  『スコットランド 歴史を歩く』
『スコットランド 歴史を歩く』(高橋哲雄、岩波新書、1994)

かつて、映画「ブレイブハート」に感動したので、
スコットランドについてちょっと学んでみようと思い購入してみた。
これまで知らなかったスコットランドの歴史を知ることが出来た。
面白かったのは、
スコットランドというとまず挙げられるキルトやタータン柄といった「伝統」が、
その起源は決して古くなく、またそれほど格式のあるものではなかったこと。
キルトの起源はせいぜい18世紀初頭、
それも元々は木材伐採のための作業着などだったという。
一方タータン柄については、
その模様自体は古くからあったようだが、
しかしこの格子模様はスコットランドに固有のものというわけでもなく、
そして氏族ごとに異なるタータン柄があったという事実はないらしい。
「キルト」も「タータン柄」も、作られた伝統だったというわけだ。

また、スコットランドという国が、
ロウランドとハイランドに分けられるということを初めて知った。
というか、スコットランドというとハイランドしか連想しなかったし。
この両者の確執、宗教的な違い、
またそれぞれのイングランドやフランスとの結びつき等、面白い。
ただ、けっこう複雑な割には説明が簡略なので少々わかりにくい。
特に近世以降のヨーロッパ史について、ある程度の知識が必要だろう。

なお、「ブレイブハート」の時代(〜中世)についてはあまり説明がなく、残念。
もっとも、スコットランドとはどういう国なのか、
を論じるためには近世以降の歴史が重要らしく、
新書というページ数の量的制約からも、当然論述もそこに重点が置かれているので、
この点でケチを付けるのは筋違いだろう。

後半、スコットランドの著名人を何人も挙げ、
彼らを、いわばスコットランドの特徴の例証としているが、
この部分については少々物足りない。
血液型占いみたいなもので、
その特徴に当てはまる人物だけを取り上げているのでは?
という疑念が打ち払えず、あまり説得力がない。
まあ、近代史に名前を残している様々な人物が実はスコットランド人だったんだ、と知ることが出来るのは面白かったです。
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■2004年12月20日(月)11:05  『火星年代記』『華氏451度』
『火星年代記』(レイ・ブラッドベリ、ハヤカワ文庫NV、1976)
『華氏451度』(レイ・ブラッドベリ、ハヤカワ文庫NV、1975)


レイ・ブラッドベリの作品は『ウは宇宙船のウ』以外に読んだことがなく、
今回、SF作品として有名なこの2作品に手を付けてみた。

『火星年代記』のほうは、
全体で約30年の出来事で、
「年代記」というには、少々拍子抜けしてしまった。
もっと壮大な物語を期待していたのだが。
展開に唐突なところもあり、
あまり楽しめなかった。

『華氏451度』は、なかなか面白かった。
書物を読むことが禁じられた世界、
書物を隠し持つものは逮捕され、書物は焼かれてしまう。
しかしそもそもほとんどの人々は、
書物などに興味を示すことがなく、ただ自分の世界に耽るのみ。
このような世界で、焚書係の主人公は、書物に興味を持ってしまった。
書物から得られる様々な知識、詩的な感情に関心を持ち、
自分を取り巻く世界に目を向けるようになっていく。
映画「リベリオン」を思い出した。

両作品とも、全体的に科学の発達と人間の未来に悲観的。
原作は1950年代に書かれた作品でもあり、
そこに書かれている科学的描写は古臭くも感じられる。
とても叙情的な内容で、決して心躍る作品というわけではない。
しかし、特に『華氏451度』において、読み終わった後の寂寥感がなかなか良い。
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■2004年12月18日(土)14:58  「春日大社若宮おん祭」
行ってきました、春日若宮おん祭。
12月17日の0時に行われる「遷幸の儀」を見ようと、
17日の金曜日の晩22時ほどに
春日大社の境内にある若宮神社へと足を運んできました。(MAP参照)

表参道の一の鳥居のあたりから、ほとんど人はおらず、
明かりもなくあたりは真っ暗。
さすが浄闇の中で執り行われる儀式です。
灯籠にも火は入っておらず、
周囲は奈良公園であれば、これといった光もなし。
ただ地面に撒かれた炭のかけらが道標となるだけ。

神秘的よのう、と思って歩いていると、
いつの間にかあたりには多くの人が。
既に集まっていたところへ私が追いついただけなんでしょうが、
どこから現れてきたのかという不思議な感覚が、
雰囲気を盛り上げます。
そうして人々と一緒に歩いているうちに、
遠くから雅楽の音が聞こえてきました。
暗闇の中に響く太鼓の音が素晴らしいです。
人の数は思ったよりも多く、
参道いっぱいに人々の列が続きます。
まさか深夜の神事にこれほど人が集まるとは完全に誤算でしたね。
そのゆっくりとした歩みに、
雅楽の音が終わる前に若宮神社に着きたいと気ばかり焦ります。

しかし何とか、儀式の終わる前に若宮神社に着くと、
素晴らしいことに巫女二人による神楽が行われているところです。
来た甲斐あり、という思いで見ていると、
神楽の終わりに(多分)宮司の挨拶がありました。

「おかげさまで、神様も無事還ることが出来ました。」

はぁ?「還る」?
今から出て行くんちゃうの?
不審な思いで頭をひねっていると、閃きました。

あぁ・・・そうか・・・17日の0時に始まるということは、
16日に出かけないと駄目じゃないか・・・
17日の22時に家出ても駄目なんだ。
私が見ていたのは「遷幸の儀」ではなく、
祭の(一応の)締めくくりとなる「還幸の儀」だったんですね
ああ、この若宮神社前の「遷幸の儀」の後にはお旅所での「暁祭」が控えているはずだったのに!

考えてみると、
参道を歩いている途中で、いくつかおかしな点があったんですよね。
まず、参道を逆に歩いてくる人がたくさんいたこと。
「還幸の儀」まで見ていると電車・バスがなくなるので、
「お旅所祭」で切り上げてきた人たちが帰って行くところだったのですね。
あと、「遷幸の儀」は「浄闇」の中で行われるはずなのに、
参道途中にある「お旅所」に松明があかあかと燃えていたこと。
「お旅所」から若宮神社まで松明の光が届くことはないにせよ、
火が点されるには早すぎるんじゃないかという気がした。
その他、思い当たることがいくつか・・・

どっと疲れが出ました。
帰りのタクシー代、約3,000円。
高くついた・・・
来年こそは必ず「遷幸の儀」と「暁祭」を!
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  • 麟。(2004/12/21 10:14)
    ぅゎ…今回は残念だったのですね…かろうじて巫女さんの神楽が見れて良かったですね。それも見れてなかったら暴れてたことでしょう(?)
    来年は7月の「流鏑馬定」から、全参加の方向で(謎)
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■2004年12月15日(水)11:39  『揺籃の星』
『揺籃の星 上・下』(ジェイムズ・P・ホーガン、創元SF文庫、2004)
『星を継ぐもの』のホーガンの最新作。
ヴェリコフスキーの『衝突する宇宙』を下敷きにしており、
本作では、木星から生み出された小惑星が地球へと衝突することになる。
ただ、『星を継ぐもの』と同様の設定があって、
二番煎じ的印象が否めない点がある。
あまりに単純な科学的「進歩派」と「常識派」の対立という構造もなんだかなぁ、と。
科学技術や人間の理性に対する脳天気なユートピア的思想も相変わらず。

しかし、この科学と理性への信頼と希望が、
地球の破滅を生き残る人類の姿をより感動的に見せてもいる。
科学的用語を多用した描写もいつも通り楽しい。
また、今回は、容赦のない地球の壊滅ぶりもある意味面白い。
まさかそこまでやるとは思わなかった。

ホーガン節が好きなら、読んでみるといいかと。
ホーガンをまだ読んだことがない人には、
まず『星を継ぐもの』を薦めます。
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■2004年12月13日(月)09:14  昨日の日曜日は、
一日中眠ってしまった。
特に前日に夜更かししたわけでもないのに、
ちょっと昼寝しようと思って起きたら、
もう晩の8時だ。
ああ、もったいない。

それはともかく、
土曜日には「ドラクエ8」を買ってしまった。
「真・女神転生3 Nocturne」があるからドラクエは買わない、
などと職場ではうそぶいていたのだが、
CDを買いに行ってついでにゲームのコーナーも見ていると欲しくなってしまい、
ついつい買ってしまった。
給料入ったところだったし。
ごめんよノクタン、また戻ってくるから。
で、早速やってみるが…期待していたほどにはあまり面白くない?
まず、ストーリーに引き込まれるものがない。
状況説明がなさ過ぎではないですか?
戦闘もだるい。そのせいでレベル上げもだるい。
低年齢層を考慮してのことだろうが、
ひらがなばかりの画面も気にくわない。
まあ、まだゼシカ姉さんも仲間になっていないことだし、
序盤の序盤なのでこれからに期待というところですか。
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■2004年12月08日(水)16:26  『クモはなぜ糸から落ちないのか』
『クモはなぜ糸から落ちないのか 自然から学ぶ〈安全〉と〈信頼〉の法則』(PHP新書、大崎茂芳、2004)

クモについての生物学的、科学的な考察かと思って読んだら、
必ずしもそうではなかった。
クモについての記述は全体の半分程度。

クモの出す糸にはいくつもの種類があって、
中でも牽引糸と呼ばれるクモの「命綱」(簡単に言うと、クモが垂れ下がるときに出す糸)、
についての論述はまあまあ面白かった。
この牽引糸は2本の繊維から出来ていて非常に切れにくくなっており、
そしてクモはこの牽引糸に
無理な力がかからないようなレベルの安全圏内で行動するという。

しかし、ここから筆者の筆はずれ始める。
このクモの行動が、いかに人間社会に当てはまるかを論じていく。
キーワードは「線形」「非線形」だ。
題材は危機管理、会社の上下関係、友人関係、株の取引、受験、スポーツ、詐欺、ミステリー小説などなど。
この本の半分は、こういった事柄がいかに「線形」「非線形」と言った概念で解釈できるかを論じている。
ちなみに、上のリンク先ではなにやら難しいことが書かれているが、
本書では単に「予測可能かそうでないか」という程度の意味でしか使われていないので、安心だ。
まるで出来の悪い大学生のレポートを読んでいるような感じ。
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■2004年12月07日(火)09:12  ICO
PS2ソフト「ICO」終了。
じんわりと心に染み入るエンドに、
ちょっとだけ泣いた。
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  • おかもと(2004/12/14 23:31)
    ICOいいよね。
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■2004年12月04日(土)19:51  スカイキャプテン
「スカイキャプテン ワールド・オブ・トゥモロー」
予告編を見て、ずっと楽しみにしていた作品。
予告編の雰囲気にはだまされることが多い(キャシャーンとか)が、
ありがたいことにこの作品はなかなか面白かった。
空を飛ぶ巨大ロボット、水中も進める戦闘機、秘密の空中空母といった、
古臭い冒険小説やSF的な設定が好きな人にはお勧め。
アメリカさんらしいウィットやユーモアに富んだ台詞も楽しい。

『キャプテン・フューチャー全集3』
今回の話は、これまでの話の中で一番面白かった。
特に「太陽系七つの秘宝」が良い。
これまでの話では、「宇宙帝王」「破壊王」「生命王」を名乗る悪人が誰なのか、
をまず突きとめていくというのが基本的な構成になっていたが、
「太陽系七つの秘宝」では、ほぼ最初から犯人は分かっている。
いうなれば「刑事コロンボ」みたいなもので、
キャプテン・フューチャーと敵との戦いを、また違った形で楽しめる。
中でも、キャプテン・フューチャーが「死んでしまう」箇所には、
どうなってしまったのか、とはらはらさせられる。
また、フューチャーメン以外の脇役も個性がしっかりと形作られてきており、
ストーリーをより魅力的にしている。
次巻が楽しみである。
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■2004年12月01日(水)12:31  みっちゃん
Replay
spro1201123205.png 300×300 43K
ハウルのソフィーを見て、
眉毛の太いのも良いかなと思い、
ちょっと太めに書いてみる。
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